青い空は青いままで


気持ちのいい青空の一日でした。
このところ、子どもたちが大人になる未来に向けて、私たち今を生きる大人が何を残していくべきなのか、憂いながらも駅前や地域の中でお話する問題が続いています。
靖国神社に168人の国会議員が参拝。
核兵器の非人道性に関する共同声明への日本の不賛同。
主権回復の日。
これらについての日本共産党の見解をリンクしました。
首相のウソと開き直り/靖国参拝「脅かしに屈しない」というが…/侵略の歴史認めてこそ日本人の誇り守れる
主張/核の非人道性共同声明/署名拒否は核使用の正当化だ
憲法に反する天皇の政治利用をやめよ│・・│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会
先日他界された俳優の三國連太郎さんが、生前、しんぶん赤旗に寄せてくださったメッセージの中に、
「この子(お孫さん)の顔に軍靴の音が重なることがたびたびあります。何とかこの子たちには、同じ思いをさせたくないと思っています。」という言葉がありました。
戦争の悲惨さを体験し、その体験を次世代に繰り返さぬように、と、これまで日本の多くの大人たちが、国の「戦争への道にふたたび」というもくろみを止めてきました。
私も、その輪の中に入って、私たちの次世代に引き継いでいきたいと思う一人です。
今日、地域でこれらのことをマイクで演説していると、一人のご年配の女性が立ち止まって声をかけてこられました。
「(共産党は)靖国のこと悪くいうけど、私は家族が戦争に行ったから靖国に行きたいと思ってるんよ。おたくらは外国から言われるから反対してるんでしょ」と言われました。
マイクを途中で止めて、その方とお話をさせてもらいました。
ご遺族が戦死された方を悼み、参拝されることは私たちは何一つ悪いことだとは考えていないこと。
なぜ私たちが政治家の参拝に抗議しているかということ。
戦地では上官の命令に逆らえず、多くの兵士の方々が「焼き尽くせ、奪いつくせ、殺しつくせ」と・・・
と、そこまでをお話しすると、女性は「そうなんよ。みんな仕方なしにやっていたんよ」「政治家さんが参拝するのはちょっと違うわね。難しいわね」と言われました。
ご遺族の方の複雑なお気持ちを想像しながら、私は、家族を戦場に送ることが正しいとされた時代には絶対に後戻りさせてはいけない、と思いました。
核兵器の問題についてもそうです。
どれほどの犠牲を見ても、「核兵器は必要」という結論から抜け出せない。
隣国を脅威または敵対する相手としか思えないのか、それともそれを口実に核の傘の下で、戦前と同じように諸外国より勝ろうとしているのか。
私たちが未来に向けて引き継がないといけないのは、戦前の軍国思想ではなく、戦後、戦のない平和な世の中を、と願った先人たちの誓いだと思うのです。
青い空は 青いままで 子どもらに伝えたい。