介護・障がい者福祉施設訪問

6月になりました。
どんどん気温が上がります。
先週火曜の5月28日、石村かず子3区代表と議員団で、長岡京市内のユニット型特別養護老人ホーム「天神の杜」と障がい者福祉センター「あらぐさ」を訪問、懇談をさせていただきました。

お忙しい時間を割いての貴重な懇談。
介護や福祉の現場で、施設を利用されている方のクオリティ・オブ・ライフのためにがんばっておられます。
そこで見えてきたのは、そのために必要なのは、やはり、「人の力」である、ということです。
数十人の利用者の方々一人ひとりの毎日は、同じではありません。
その変化は、毎日その方と丁寧にかかわり、毎日言葉を交わしたり心を通わせることで、感じ取ることができ、そこではじめて、その方にベストな介護や支援ができます。
それは、流れ作業のような忙しさの中ではできないことです。
それだけに、利用者数に対する職員の配置人数はとても重要です。
残念ながら、現在の介護・福祉の職員配置基準などに対する国の考え方は、政権交代前も交代後も、緩める一方です。
そして、介護保険では、施設型介護は非効率でお金がかかる、と在宅型にシフトを強めていますが、施設でも在宅でも、効率性を高めれば高めるほど、職員一人当たりの利用者人数は多くなりますから、事業所の経営は楽になるし、利益も増えたりします。
でも、果たしてそれが、介護を必要とする方の利益とイコールになるかどうか。
国の制度を駆使しながら、より質の高い(利用者さん本位の)介護・福祉をめざして、がんばっておられる事業者さんのお話をきくたび、どの人にもどの事業所にも同じ質を格差なく、保障できるよう、国の効率性優先の社会保障という考え方を改めさせたいと思います。
そして、この懇談の中で、今、財務省社会福祉法人の介護や福祉事業に対しても消費税をかけていこうと準備を進めていると、初めて知りました。
「消費税は社会保障の財源にあてる」といいながら、社会保障に消費税をかけていく・・・?矛盾した話です。