計算式から出す答

 人があふれた選挙中の演説会
 選挙後、リバティ前で

市長選・市議補選で応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
結果は、他の政党との力の差がはっきり出たものです。
政策や候補者や宣伝や、いろいろ努力や工夫をしても埋められない差がついているんだと思います。
応援してくださったみなさんには、「申し訳ありません」とまた言わなくてはいけません。
さる方から、開票を待たずに、誤差わずか1〜20票の結果をはじき出せる計算式なるものを教えてもらいました。
なるほど、確かにかなり正確な数字の出る計算です。
でも、数字を当てるゲームではありません。
競馬予想みたいな博打でもありません。
その方は、今の私たちの基礎力のままでは、今回の選挙も、次の府会議員選挙も、そしてその後の選挙でも、他の政党と同じ差がついたままの結果しか出せないことを、教えてくださったのです。
変わらず応援してくださる方、今回オッハーやほんださんに期待を寄せて初めて一票を託してくださった方、そうした方々の思いに応える結果を次は出さないと、と思います。
結果は、簡単には出せません。
特に私たち日本共産党は、メディアがほとんど取り上げようとしないから、私たちが住民のみなさんに直接どれだけ何を伝えられるかにかかっています。
政治を変えていく、住民生活をよくしていく、この取り組みはひたすらに真面目にやっていきたい。
でも、選挙という結果の出るものについては、真面目さだけではなく、「政治戦」と「戦」の字がつくくらいですから、策が必要。
日本共産党に欠けているものの一つはそれです。
それを、言葉ではわかっていましたが、その計算式を教えてもらったことでものすごくリアルに実感しました。
と、グダグダ書きながら、何一つ、ではこうすればいい、という答は出ないんですが…。
今、やられっぱなしでは、住民の生活も、日本の経済も、これまでと何一つ変わらずむしろ、どんどん悪い方向へと進んでいきます。
たとえば、政権が変わったのに、保育所の待機児童は増える一方。
なのに、保育所を増やす、とは絶対に言わない国・府・市。
後期高齢者医療制度をなくす!と言っていたのに、どんどん先送りして、その先は、対象年齢を65歳に引き下げるとか、70〜74歳の窓口負担を倍にするとかいう話が、何の脈略もなく(少なくとも国民にはそう見える)ぽんぽん出てくる。
ほんとうに、やられっぱなしではなく、一つでも二つでも現実の住民生活をよくしていきたい。

今度の選挙は、現職の小田市長が「水道料金値下げする」と公約しました。
8年前、4年前と市長選挙を重ねるごとに、動かしてきた水道行政。
市民の方から「署名しても値下げなんか全然できてへんやんか」と言われながらも、あきらめずに続けてきた乙訓の運動がやっと行政を動かしました。
まずは、公約をしっかり実行させていくこと。
そして、根本問題の過大な受け入れをし続けいる府営水の基本水量を見直して、地下水を生活に取り戻していくこと。
また地道にやっていきます。

それと、今回の選挙は、子育てをしているたくさんの母たちが手伝ってくれました。
同じように子どもを育てている同世代の人と、ワ〜キャ〜言いながらする選挙は楽しかった♪
これも、一朝一夕でできたのはなく、少しずつ、子育てや社会のことを学んでくる中で、今回の選挙でたまたま「ほんださんのお父さんなら」「オッハーなら」と候補者とのつながりもあって実りました。
悔しい結果やったけど、子どもの医療費の無料化できるようがんばろうな!とメールで誓い合えた、そういう意味では嬉しい選挙でした。