議会改革

 実家の近くのけやき。

おっはーと地域で宣伝活動。

私たちの議員団は駅前などを除いてはあまり一緒に街頭で話をすることはないので、「あ〜おっはーは候補者になるんやな〜」と暮れていく西山をみながらしみじみしていました。
(この日は昼間から冷たい風が吹く日だったので、しみじみするのはそこそこに、すぐに「さぶっ」と言ってましたけど~o~;)
さて、17日に市議会議員互助会で、議会基本条例と議会改革についての研修会を開きました。

住民に開かれた議会にするために、個々の議員が個々の活動をするだけでなく、議会議員が力を合わせて考え実行していくことが議会改革の大事なところです。
「議員が多すぎる」「議員は給料が高い」という声は、マスコミの公務員・議員バッシングが先なのか、住民感覚が先なのかわかりませんが、やっぱりけっこう耳にします。
議員自らがそんな風に発言する人もいて、「それって自分の役割を否定してるんちゃうの?」と思います。
行政を住民の立場からチェックをし、よいことはさらに充実をし、よくないことは改善をさせていく。そのために、議員や議会は、住民から選ばれた者として、それにふさわしい仕事をしなければいけません。
たとえば、先月のアゼリア通り・天神通りの交通社会実験。
本当のところ、住民さんはどんな風に感じていてどんな意見をもっているのか聴き取って、行政に住民の立場で進言していく。
私たち議員団が現在進行中でやっているこうした活動も議員だからこそできる大事な仕事だと思います。
住民と近いところに存在して、行政に住民の意見をつなげる議員は、「財政が大変だから議員も身を削れ」の発想で数を減らすものではないと思います。
研修会では、講師の全国市議会議長会法制参事の廣瀬和彦氏が、「定数減→市民の意見反映減→市民から議会への批判→定数減」という悪循環が起こると指摘されていました。
私も同感です。
今、長岡京市議員定数は26人。市の人口約8万人で割ると、市民3000人の中に議員一人。
市の一般会計決算全体のうちで議会費は、1%くらい。
そのうちのさらに議員何人分かくらいの額を削るより、議員定数を保って何億円という規模で起き得る行政のムダを削る監視機能を高めるべき、という講師の廣田氏。
私も議会の役割から出発するそういう視点が大事だと思うのです。
でも、どの議員がどんな仕事をして、議会は行政に何を示しているのか、今の議会が市民にみえるようにしているかと、言えば、決してそうとは言い切れず、むしろ改革すべきところがうんとあります。
・議会をテレビ中継してほしい。
・広報「議会だより」は質問した議員の名前を載せてほしい。
・議案に誰が賛成して誰が反対したかわかるようにしてほしい。
・請願署名に印鑑がいるなんて、手間だし、形式主義そのものだ。
・議員って何の仕事をいつどこでやってるのかわからない。
こういうご意見を私もいただいています。
研修会では、議会基本条例をつくるにあたっては、条例先行型でも条例づくりがゴールではなく、できる改革をどんどんやりながら、それを一つの指針にまとめるために条例をつくるというスタンスを大事にしてほしい、というお話から始まり、議会が主催する「議会報告会」、行政側への質問だけでなく議員同士が議論し議会から提言を行う力にする「自由討議」、行政側からも議員への質問を認める「反問権」、議会による点検シートなどを活用した「事務事業評価」など、他自治体議会の事例を紹介しながら、長所短所どちらも指摘されていました。
長岡京市議会でも、12月定例会以降、議会改革と条例づくりの議論がさらに進められていきます。
その際、「住民のための改革」という軸からはずれないようにするために、とても参考になる研修でした。
それを、議員の総意で全議員対象で開いたことにも大きな意義があったと思います。



その議会がそろそろ近づき慌しくなってきた私の6日間
17日 議員団会議、議員互助会研修会
18日 親子リズム、予算要求書作成
 親子リズムにて。秋は各種署名運動の季節
19日 六小マラソン大会、会議、六小学年交流会、リバティ前で宣伝活動
20日 長法寺校区後援会バザー
21日 保育所向日市まつり出店、会議
 我が家でおっはー囲んでの会議。串を片手に語る人あり、みかん食らう子あり。
22日 生活相談内容の調査、乙訓教職員組合との懇談、保育所ワークショップ
 親が描いたワークをながめる子ら