ありがとうございました、そして出直しです!

お力添えをいただいたみなさん、本当にありがとうございました。
参議院選挙での議席の後退と成宮さん、小池さんの当選を果たせなかったこと、本当に申し訳なく感じています。
悔しいというより、反省が先にたちます。
開票速報を見ながら、ため息がいっぱい出ました。
こういう結果になる選挙のときにもかかわらず、「がんばってね」と言ってくださり、投票所に足を運ばれたたくさんの方への責任も感じます。
消費税や基地問題が、話題の焦点になっているんだし、本当だったら日本共産党の出番のはず。
消費税が5%に上げられた翌年の参院選では、日本共産党は過去最高の得票と、京都で議席をいただいたのですから。
でも、今回はそうならなかった。
「なんでだろう」と何度も自分に問いかけながら、議員団とも意見出し合ったり、支持者や地域の方に投票日翌日から、少しずつお話をうかがっています。
以下はその中から…
そもそも、消費税増税が本当に争点だったのか?
消費税は入り口で、社会保障や国の財政、日本の経済をどうするかっていうことが、問われていたんじゃないか。
今の政権にお灸を据えて、でも、もうちょっと猶予期間はあげますよ。
そのために、今の国会をゴロリと変えるんじゃなくて、前に進めてくれそうなところはどこか、と有権者のみなさんは選択先を探していたんじゃないか…。
だから、今の政権に反対!っていう風にしか聞こえなかった人には「ちょっと違う」ってことになったのでは?
もっと早く、大企業減税の実態をしんぶん「赤旗」で知らせてくれたら、「こんなん載ってたで」っていろんな人に言えたんやけどな。「無駄遣い」が話題になってたら、即、「こんな無駄がある」っていう事実を知らせていくとか、共産党は、マスコミが今何を言っているのか、流れをうまくつかめるようになってほしい。
共産党の活動スタイルは変えていかないといけないと思う。住宅街でマイクしゃべるの、候補者じゃない人がやっても、プラスにならないよ。
などなど…。
こういったことをできていたとしても、もしかしたら結果は変わらなかったかも知れないけれど、「確かにその通り」と思う意見をいっぱいもらいました。
これから、出直しの活動です。
今朝の朝日新聞では、「消費税議論を進めたほうがよい」という人は、63%にもなるけれど、一方で「増税に反対」も54%と過半数
これから、「消費税」を切り口に、国の財政をめぐって大きな議論が始まることは間違いありません。
選挙中、有権者の方々に「選挙の後の国会が何をするかがとても大事です。」と言って来ました。
増税に頼らず教育や社会保障の財源をつくり、景気を回復させること。
基地の苦しみはどこかに移すのではなく、なくすこと。
日本の安全保障のために、本当に必要なのは今の日米安保条約か、それとも憲法9条のもとでの新しい平和友好条約かを話し合っていくこと。
議席は後退したけれど、そういう国の根本の問題についてすべての政党が議論を始めた選挙になったこともまた間違いありません。
みなさんに、たくさん意見聞いて、子どもたちが大人になったときに、今よりずっと暮らしやすく人が大事にされる国になっているよう、がんばります!