誰か違う奴、誰かいい奴

いよいよ明日は投票日。
選挙後の新しい国会で、後期高齢者医療制度障がい者への「応益負担」なくせる現実味が帯びてきました。
高校生や学生と一緒に求め続けてきた、授業料の無償化や学費の値下げもしっかり実現していきたいです。
新しい政権に変わって「実現したらうれしいけど、本当にできるの?」という疑問も多くきかれます。
その疑問、当然です。
今まで、日本共産党がどんなに国会で言ってきても、国会にどれだけ請願が出されても、つっぱねてきたのは、その国会の多数派のみなさんなのですから。
でも、他の政党までもが公約に掲げるほどに政治は変わってきた。
まさしく、国民の声がここまで動かしてきたのです。
医療や福祉や教育にこそ最優先に財源を回せ、その財源は、大企業・大金持ち減税と、軍事費・大型公共事業にメスを入れたら十分にできる。
こういうはっきりした財源を示してるのは私たちだけです。
ぜひ議席を増やしたい、一つ増えるだけで志位さんも党首討論できるようになります。
選挙中のテレビでは、もうすでに、新しい国会のデモンストレーションのように党首討論で、「いいものはいい、悪いものはダメ」の共産党の立場で、政治を前に動かしています。
「自公政権の退場確実。でも民主政権で大丈夫?」建設的野党があります/TV党首討論/JCP2009

さて、投票日前日の今日、朝日新聞で言うところの「天声人語」にあたる、しんぶん「赤旗」の「潮流」はこんな文章でした。
大好きな、清志郎の話です。
全文紹介します。


あすは投票日。天気予報によると、ぐずついた空模様のところが多そうだ、といいます。
「起きろよベイビー 今日はいい天気だ
選挙に行って投票しようぜ」。忌野清志郎さんが、軽やかに歌っていました。2000年の、20世紀最後の総選挙のころです。「目覚まし時計は歌う」。またの名、「選挙ソング」です。
もちろん、抵抗精神にあふれる忌野さんのこと。ただ投票をよびかけて選挙管理委員会を手伝っているわけではありません。飢えた子どもたちがさまよっていると心を痛めたり、「無能な政治家テレビでよく笑う」と皮肉ったり。
記憶力のいい同僚記者が、投票日当日の忌野さんを追った新聞記事があった、と教えてくれました。調べると、目立たない小さな記事ながら確かにありました。2000年6月25日、東京・新宿歌舞伎町で公演。「選挙ソングを歌うと、ファンから「初めて選挙に行ったぞ!」との声がとびました(「スポーツニッポン」2000年6月26日付)
「選挙ソング」で、「誰か違う奴」た「誰かいい奴」を選ぼうと訴えた忌野さん。本人はどの党に投票したのか、取材記者に問われたのでしょうか。記事の中で明かしています。「僕自身は小選挙区も比例も共産党に入れてきました」。
その後の彼がどの党に投票していたかは知るすべもありませんが、残念にも今年5月、反骨の歌手は病に倒れました。日本共産党は今、歴史的機会を生かしてがんばり通せば、勝利をつかみとれる、と総選挙をたたかっています。


知らなかった、清志郎
そんでもって、最終日にこの記事を書いてくれた筆者さんにも感謝です。
これからも、「愛と平和」のためにがんばるぜ、ベイビー!