朝日新聞が


↑宣伝の途中で長法寺地域の風景。今の季節、街頭宣伝は寒い!!
昨日11日、朝日新聞の「ルポにっぽん」という連載で「派遣切り そして共産党」と題した特集が1面2面を使って載りました。

雇い止めをされた人が「期間途中の解雇は違法」と書いた1枚のビラから、あるいは「困ったことがあったら共産党に行け」という叔父の言葉から日本共産党に出会い、日本共産党に入党し、いま、泣き寝入りせずに、こんな世の中にした政治を変えるために立ち上がっている・・・と、全国各地の当事者にインタビューしているものです。
一番はじめに紹介されている人のことを要約で。↓
佐藤剛さん(仮名)33歳。昨年12月5日夕。
仕事を終え家路を急いでいると「ハケンギリ」という言葉が耳をかすめた。
ビラを配る人に気づき、引き返してもらった。
その3日前、まさに切られた。
5月から三菱で派遣社員として働き、2月末までの雇用契約を更新したわずか3日後、1月9日付での解雇と寮からの退去を通告された。
寮でビラを開いた。「派遣・期間工契約社員でも期間途中の一方的解雇は違法」に衝撃を受けた。
派遣だから仕方がないかと思っていたがだまされてたんだ−−。
ビラに載っている番号を押した。
そこには「相談はどんなことでも日本共産党へ(無料)」とあった。
翌日、共産党地区委員会の専従職員に相談にのってもらい、一人でも誰でも入れる労働組合をつくり、三菱や派遣会社とたたかうことを決めた。
1週間後、石田さんに入党を誘われた。
選挙には行ったことがない。
ただ、派遣労働を原則自由化する99年の法改正に唯一反対したと聞き、「入れてください」と即答した。
1月5日の三菱電機名古屋製作所前でのビラ配り。
1時間で500部がはけた。1年前は20部がやっと。
昨年12月下旬、佐藤さんらは「名古屋北部青年ユニオン」を立ち上げ、三菱に団体交渉を申し入れた。
派遣切りにあった人から連日「声をあげてくれてうれしい」「私も闘いたい」というメールがユニオンに舞い込む。
自身は寮にとどまって次の職を探している。先行きは明るくないが「社会を変えたい。オバマじゃないけど『チェンジ』ですよ」

と、いった内容です。
つい1ヶ月前には、ばらばらにされ、職を奪われ、そのことを仕方がないと思っていた人が、今は、共産党に入党し、自身の雇用を守るために闘う人に、そして同じ境遇の多くの人をはげます人になっている。
それを、しんぶん赤旗じゃなく、朝日新聞が書いていることに、今年こそ、本当に政治を変える時が来る!いや来ささないとあかん!と思うのです。
いま、私が相談を受けている、ハケンで働くある若者は、以前の派遣先では、給料から差し引かれる雇用保険に、家計の足しにわずかにでもなれば、と入っていませんでした。
今のハケンは、3ヶ月未満の契約なので、雇い主に雇用保険に入る義務はありません。
自分の働ける力や能力を、利益を膨らませたいという企業の手前勝手な目的で細切れに、切り売りさせられている人々がどんどん増え続ける社会に、今も、未来も希望などありません。

佐藤さんの「オバマじゃないけど」じゃないけど、チェンジです!