明けましておめでとうございます

2009年がスタートしました。
「ぼんくれきょうだい楽しみにしてるよ」とお会いしたり年賀状などでメッセージをいただいてるのに、しばらくぼんくれきょうだいのことを書いてませんでした。
ハルが11月頃から家でも保育所でも気持ちが不安定だったり物事にまっすぐ取り組めなかったりで、ちょっと悩んでたりもして、遠のいていたのです。
担任の先生がとてもていねいにハルについて相談にのってくださって、ハルは、どうも、目や耳に飛び込んでくる刺激に過敏に反応し、それゆえに、大勢の人や音がたくさん聞こえる場所にいると、あっちこっちも気になって、自分は何をしたらいいのか、わからなくなる性質の子なのではないか、という結論になりました。
思えば、大人と子どもがわいわい集まっていると、だんだんテンションが上がってきて踊って、時には服を脱ぎだしたりなんかしたり、ゲームの最中にど真ん中で寝っ転がってみたり・・・。
私はそんなハルを、困ったもんやけど、おもろい子やなあ、なんて思ってたのですが、実は、ハルは「はるちゃん、どうしたらいいのかわからへん〜〜」と混乱してたのかもしれません。
そんなとき、つい踊り出す、というのが、やっぱりハルのおもしろいところなのですが、友だちが遊びや活動をしているのを邪魔することもよくあるようで、やっぱり、小学校入学を間近に控え、ハルにとっても、みんなと勉強やあそびを楽しめたほうがいいに決まってます。
加えて、ハルは、大きな声で怒られることを極端に嫌い、そんなときは泣いたり怒鳴り返したりします。
でも、朝も夕も、食事や着替えなど身の回りのことをする時に、いちいちいろんなことが気になって、手が止まってしまう。
そんなハルに、親は「もう6歳になるんだから」「もうじき小学生なのに」と焦ってつい大きな声で怒ることだらけになっていて、11月のおたふくかぜ以降、家の中はかなり暗い雰囲気でした。
担任の先生と相談した後は、ハルの不安定な訳がわかって、かなりすっきりしました。
とはいえ、そんなハルのしんどさをどう受けとめてあげたらよいか、ハルがこれからしんどい思いをたくさんするのかな、と思うと泣きそうになったりで、腹をくくるのに時間がかかりました。
夫ともずいぶん話をしてきました。
最近は、完全無欠でないそんなハルが前にも増して愛おしく思えます。
ハルはとてもステキな世界を心の中に描くことができる詩人でもあるからです。
冬の空の猛々しい雲を見て、「かあちゃん、あの空な、馬に剣士が乗ってるんやで」と言ったり、
朝早く目が覚めて「かあちゃん、もう夜明け?」と訊いたり・・・。
人よりも苦労することもたくさんあるだろうけど、いろんな景色や音や匂いからハルがどんなことを想像し、何を見つけて、描いていくのか、楽しみでもあります。
そんな、ハル、大晦日にハルあこがれの6歳になりました。
でも、そこはやっぱりハルです。
無事には6歳になれませんでした。
晦日、誕生日会の前に正月の準備を、と、夕方、夫の実家でおせちを作っていたときのこと。
家でちょくちょく野菜を切るのを手伝ってもらっていたので、実家でも手伝ってもらうことにしました。
ハルには、金時人参の皮をむき、子ども用の包丁で乱切りをしてもらうことに。
金時人参はかたいと知らなかった自分を、そして目を離してしまっていた自分を一生悔やむであろう私です・・・)
そうなんです、ハルは包丁で金時人参ではなく、自分の左手の甲をザクッと切ってしまったのです。(あ〜〜いたかったやろうな〜)
お手伝いをしながら楽しみに待っていた「ドラえもん晦日スペシャル」を観ることなく、夫が車を運転、私はハルを抱きかかえ救急病院へ。
6針も縫う大けがでした。
でも、どういうわけか、ハルは、「病院はいや〜!」「いたいことされるのはいや〜!」「ばんそうこうでいい〜!」と泣きはしましたが、「痛い」と言いません。
それどころか、病院の待合室で、左手を止血しながら待っている間に、気を紛らわすための私のでたらめな作り話をきいて、ゲラゲラ笑い出す始末。
(さすがに、消毒や麻酔の注射の時には「痛い」と泣きましたが。)
常識を通さないハルの本領発揮というところでしょうか。
とにかく、神経や大きな血管を切っていなくて、1週間ほどで抜糸したら傷が残る以外は問題ないでしょう。というケガだったので、こんなにのんきにしていられますが、思い出したくなくても、生涯忘れることのできない、息子の6歳の痛恨の記念日になりました。

↑数日後に悲劇が起こるなど思いもしない誕生日直前の姿
というわけで、相変わらずの長文になりましたが、今年も私の日記におつきあいください。
ちなみに、アキは、年が明けて、機関銃のようにしゃべりたおしてますが、それはまたの機会に。
 キカンジュー!

年明け、私の議員としての仕事は、雇用悪化の下、生活相談から始まりました。
まじめに生きる人々を犠牲にする政治を変える年に。
全力でがんばります。