一律カット

一時、後期高齢者医療制度の廃止を求める署名への協力を訴えると躊躇される方の割合が増えたのですが、最近は、また快く協力してくださる方が増えているように感じます。
署名用紙を数枚預けた方から、お知り合いや家族の文まで集めてくださり、届いていることが、猛暑の中、地域の共産党の方と協力を訴えて回ってよかったな、と暑さがふっとびます。
8日金曜日も、後期高齢者医療制度の廃止署名でまた地域を歩きました。
ある商店で、署名の話が終わった後に、「国が景気は悪化していると発表しましたね」となげかけると、「いまさらやっと言うたかという感じですな」と返ってきました。
その商店では、景気の悪さに加えて、今年度は、学校などから受ける修繕や備品購入の仕事がぱったりとなくなった、とのことでした。
「かたや同じように見える商品が百均に行っても売っている。予算の中で数をそろえようと思ったら現場の先生も、うちの店では買えないということになるんです」とのこと。
この数年、行財政改革として、市は、各部局・各課に一律カットの枠を設けて、毎年、コスト削減を進めてきています。
もちろん、ムダなコストは削るべきです。
でも、コスト削減の矢は、子どもたちが日々手に触れるモノに向けられます。
学校や保育所などで、修繕が必要なところができなくなっている。
先生たちが、確かなルートをたどってきた確かな品質のモノが買えずに、とにかく価格先にありきで、備品を選ばなくてはいけない。
それが、「これだけのコストを削減しました!」と市が自慢する末端の、子どもの活動や生活空間でところで起きているのです。
市は、子どもたちと商業者の方々に「コスト削減にご協力いただきありがとうございました」と、頭を下げなどするはずもありません。
市の財源のつくり方を問う決算議会は、今月28日から始まります。
ぜひ、こうした現状を問いただしていきたいと思います。


さて、盆が間近のぼんくれ。
先週7日、仕事を調整して、ハル、甥っ子、夫、じいちゃん、ばあちゃんと、朝から「崖の上のポニョ」を観に行きました。

全編CGなしの手描きアニメーションとあらば、スクリーンで観ないわけにはいかない! と宮崎アニメファン心をくすぶられました。
(劇場に足を運ぶ方が少ない怠惰なファンです)
ハルは、魚化した波が主人公のそうすけを追いかける場面などは恐がらず、ポニョの父親がポニョを海へ連れ戻しにそうすけの前に現れる場面をしきりに恐がっていました。
3才頃は、トトロが「が〜〜〜っ」とあくびをするだけで恐がっていたハルが、いつの間にか、登場人物と自分を重ねて物語を感じられるようになりました。
大きくなったもんやな〜。
でも、二人して、大きいサイズのポップコーンをムシャムシャぼりぼりつまみながら観ていたので、お昼にレストランに入ったときには、私は胸がやけ、ハルはお子様ランチが頼めず、相変わらず先のことを考えずに動く親子であることも再確認しました。
で、7日以降、頭の中で♪ポ〜ニョポ〜ニョポニョさかなのこ♪がぐるぐる回っています。
誰か止めて〜。