手渡そう 子どもたちに輝く憲法を

今日は乙訓母親大会に参加しました。
会場のバザーコーナーでひまわり共同保育所もパウンドケーキとコーヒーとひまわりオリジナルTシャツを販売。


このTシャツのデザイン、僭越ながら、私が担当しております。お買いあげくださったみなさん、ありがとうございます。
乙訓母親大会は47回目を迎えたということで、約半世紀にわたって母親、女性達の運動と連帯を確かめ高め合ってきた、すごい歴史をもつ大会です。
大山崎町のふるさとセンターが会場だったので、真鍋大山崎町長も府との裁判で忙しい中、あいさつに来られました。
飛鳥井向日市議と石村かず子さんからも来賓のあいさつがあるのは、党派を超えて女性が立ち上がり運動をつくってきた母親大会ならではの風景です。
歴史を私たち次の母親世代に渡されることに胸躍ったのは、長岡京市学童保育保護者会連合会から、なんとお父さんが参加され発言されたことです。
そのお父さんが発言の中で、くり返し、学童保育は42年前に母親大会に参加していた母親達が運動でつくってきたものだということを言われていました。
市の学童保育は国の望ましい規模としている40人規模をクリアしているところは1,2カ所しかなく、大規模化が問題になっていて、保護者も行政にばかりまかせるのではなく、できることは自分たちでやっていきたい、と言われていました。
親が主人公となって守り育てる保育所学童保育所・・・国の行財政健全化押しつけの嵐の中で、今、歴史が新しい形となって引き継がれなければいけないし、また、引き継がれつつあるのかもしれない、とワクワクしました。
今年のメイン企画は古川美和弁護士の講演。タイトルは「手渡そう 子どもたちに輝く憲法を」。

古川さん、実は、ひまわりに息子ちゃんを通わせていて、保護者仲間です。
古川さんと憲法との出会い、そして、名古屋高裁違憲判決の出た自衛隊イラクでの米軍支援。イラクの現状を現地取材を通して告発し続けている西谷文和さんの映像を観ながらの講演でした。
この映像私は観たのは2度目ですが、イラクの子どもたちが米軍の銃撃で大きな傷を負い、痛みと恐怖で泣き叫ぶ姿は、やっぱり胸がしめつけられます。
古川美和さん、敏腕若手弁護士でありながら、保育所の卒園式で毎年ぼろ泣きする人間くさ〜い人ステキな人。
イラクの映像を流しながら、自身も涙を流しながら話ししてはりましたが、戦争をしてはならない、の精神はそうした理屈抜きの感情があるからこそ、多数派の声となっているんだと思います。
日本国憲法は「個人の尊重」を最大の目的にしており、それを国や権力に守らせるために条文はつくられている。
古川さんは、とりわけ、
第97条 [基本的人権の本質] 
 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練(しれん)に堪(た)へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
が一番好きなんだと言ってました。確かにすばらしい条項だ!

さて、そんな今日のぼんくれ。
昨日ハルは来週の保育所での七夕まつりに向けて短冊を2枚持って帰ってきました。
「願い事を2つ書いてきてね」と先生に言われたそうで、さっそく私に願い事を教えてくれました。
「はるちゃんの願い事はな、友だちと楽しく遊べますようにと、戦争がなくなりますように、やねん」と言いました。「戦争がなくなりますように」なんて教えたわけでもなかったのでちょっとびっくり。
でも、何気なく「玉なし自転車が乗れますように、は書かなくていいの?」と聞くと「あっそやった、それにするわ」と早々に非戦の願いは抹消されました。軽っ!
ハル、おまえが友だちと楽しく遊べたり、玉なし自転車に乗れるのも平和であってこそ。幼いおまえが今回ランク外にしたその願いは母が受け取ってがんばるよ。