議会閉会日

saikotakeyama2008-06-22

おととい、6月議会が終わりました。
アキの手足口病、あと少しで治りそう、というおとといは、おじいちゃん、おばあちゃんにアキを看てもらいました。
アキは、道路に面してる窓際に立って「じいちゃんまだかいな〜」と外をみてはりました。
議案の採決をするおとといは、共産党議員団の代表として市税条例の一部改正に対しての反対討論と、全会派共同で提出した地上デジタル放送の対策を求める意見書案の提案で壇上にあがりました。
市税条例の一部改正は、来年10月以降、65才以上の年金受給者(年金年額18万円未満の人と遺族年金・障害年金受給者は除く)の年金から住民税を天引きする、という点について反対をしました。
国が機械的に天引きすることが納税方法の選択権を奪い、これまで市役所が納税者ときめ細かく相談する地方自治体の役割を果たせなくするものだからです。
地上デジタル放送の意見書については、2011年7月に国がアナログ放送を完全に打ち切ってしまうということに、「まった」をかける意見書です。国は、地デジ普及率の実態や国民、自治体の負担も考慮しないで、ひたすら放送業界・電気業界の意向を優先してアナログ放送打ち切りと決めてしまいました。これからますます矛盾が出てくるはずです。市内でもテレビを通した情報が得られなくなる人が出ないよう、対策を考えないといけないですが、デジタル放送かアナログ放送か国民に選択権を与えないむちゃくちゃなやり方がまちがっているので、共産党は、根本的には、アナログ放送打ち切り時期の見直しを求めています。
6月議会では、共産党、民主・フォーラム、ほうれんそうの会共同で、後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書案も出しました。結果は賛否同数で、議長採決の結果、否決とされてしまいました。
採決に先立ち、公明党から「高齢者の医療費が増大している。持続可能な医療のために負担割合の透明化と負担能力に応じて支え合うしくみをつくった。」「元の制度に戻せばまた地域間格差、世代間格差が生まれる。この制度は正しい。」と反対討論がありました。
この制度、正しくないと思います。
持続可能でなくしてしまったのは、社会保障費を削りに削ってきた政権党の責任ではないでしょうか。
負担能力に応じて、というなら、負担を国民にばかり求めて、国や大企業の負担については応分なのかどうかなぜ議論しないのでしょうか。
世代間格差、と言いつつ、2年ごとに保険料が引き上げられるこの制度、実は、世代が若くなればなるほど負担が重くなっていく、このことの説明は国民にしてきたのでしょうか。
いらない道路をつくったり、米軍に基地をつくったり、官僚の贅沢のために使う税金があるならまず医療・福祉に回すべきではないでしょうか。
討論を聴いていっぱい思うところがあったので、今日、地域のハンドマイク宣伝でいっぱい訴えてきました。
22日は、長六校区の共産党主催で、後期高齢者医療制度の懇談会をやります。
同じ22日の夕方から「なくせ貧困!雇用シンポ」があり、ほんとはすごく行きたいですが、このひと月ほど、議会、ドッジボール大会と走り回って、週末子どもにはかなり寂しい思いをさせてきたので、明日は夕方ゆっくり一緒に過ごすことにします。