長岡京市に活かしたい

8日・9日にかけて、議員団で視察に行きました。
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先日の滋賀県湖南市と、視察が立て続けにあったわけですが、他市の取り組みを学ぶというのは、自分の住む長岡京市の行政を学び直すとてもいい機会になります。
今回は、東京都町田市と世田谷区。
まず町田市。
テーマは「20年間期間限定認可保育所」新設。
人口が40万を超える大きな市ですから、待機児数も400名以上。
それで、「待機児をなくす」と選挙で公約した現市長の特命で、なんと、来年度に一気に大小あわせて6つの認可保育園を増設するというもの。
それで増やせる計画定員は492人!
土地または建物所有者と認可保育園を開設したいと思っている法人が、20年間を一区切りに認可保育園の開設に手を上げる仕組みです。
詳しくは、説明を省略させてもらいますが、大事なことは、今、全国でも町田市でも長岡京市でも、待機児童が増えているのは、保育所が足りないからです。
国が、4月から首都圏を中心に大幅に緩めようとしている定員数。
詰め込めばいいというもんではないのです。
子どもたちには、一人一人の人格を尊重され、ゆとりのある環境の中で保育を受ける権利があります。
国は、保育所を増やすより、定員を増やす方が、時間金もかからない、と言いますが、町田市の仕組みだと、建物を改修する型の50人規模の認可園なら募集をかけた翌年には開設できます。
お金は、米軍への思いやり予算を増額しておきながら、よく「お金がない」というもんだ、と思います。
長岡京市でも、町田市の取り組みを参考に、ぜひ、認可保育所を増やしたいです。
ところで、町田市、厚木基地が近くにあるのか、戦闘機が飛んでいました。
機体の腹がわかるほどの低空飛行。
すごい轟音です。
ホテルでテレビの国会中継観ていた時だったのですが、完全にテレビの音は聞こえなくなります。
しかも、轟音が続く時間が長い。
普通の旅客機もその後、同じくらいの高さを通り過ぎましたが、音の大きさも長さも全然違います。
基地の近くに住むっていうのは、轟音と危険に毎日何回もさらされるっていうこと、と、沖縄本島に行って以来何年かぶりに体験しました。

翌9日の世田谷区。
NPO法人「語らいの家」さんにおじゃましました。
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高齢者のデイサービスとグループホーム事業をされているNPO法人です。
介護保険外でミニデイサービスも並行して続けられています。
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今は認知症でも、それまでは何十年とずっと家の炊事をしてこられたわけですから、「語らいの家」で調理をしていただく、外に出たいという様子で玄関でたたずんでおられる方がいたら、プログラムにない時間でも散歩してもらう、など、利用者の思いを尊重されています。
そのために、人をしっかり雇っていく。
それと、家族の方への講習会や、区内グループホームの連絡会など、ネットワークづくりにも貢献されています。
介護保険制度になり、介護事業は、国をあげて民間委託になりました。
だからといって、国の予算を削るのは絶対におかしいし、負担の心配をせず利用できる保険料や利用料にするために、また、介護従事者の給与を引き上げるために、国は予算を大幅に増やすべきだと思います。
そうして、介護理念をしっかりもった法人が質の高いサービスを安心して提供し続けられる保障をしてほしいと思います。
介護理念のしっかりしている法人さんは、NPOでも社会福祉法人でも、儲けようなどとは決して考えておられず、利用者一人一人がよりよく生きるサポートをされている、ということが、今月に入って施設に出向きお話しを聴かせてもらっての実感です。


さて、12日、新婦人京都府本部が音頭をとった、「京都げんきっ子委員会〜ママたちのタウンミーティング」が京都市中京区のこどもみらい館で開かれ、私も長岡京の新婦人の現役ママ&現役ばーば達と参加しました。
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20代30代のお母さん達がいっぱい来ていて、赤ちゃんを抱っこしている姿がたーくさんあったタウンミーティング
行政の開くタウンミーティングと違うのは、その席にいるのが現知事ではなくて、門ゆうすけさんというところ(笑)。
そりゃ〜、現職に来てもらって、ママたちの発する要求の声になんやかんやと理屈をならべられて、つまるところ「やりません」って言うことね、と、肩を落として(またはプリプリ怒って)帰るより、「一緒にその声実現しましょう」と言ってもらえる方がよっぽど未来が描けますもんね。
それにしても、こどもみらい館、いい施設です。
あそこまでのものでなくてもいいけど、長岡京市にも、もっと屋内型の小さい子ども連れでゆっくり遊べる場所がほしい!!!
現在、市内には、つどいの広場2カ所、子育てふれあいルーム、バンビオ児童室、開田・深田保育所の地域子育て支援センターが、事前申し込みなしで利用できるいわゆる「居場所」です。
数としては、国の示す「次世代育成支援推進行動計画」の目標数は達成していますが、それでも、ほとんどが市内中心市街地に集中しているため、はしっこにもほしい、という声があります。
事業を行っている団体の実践からみえてくる課題に応えられているかどうかも、チェックしないといけません。
「居場所づくり」に限らず、また子育て支援に限らず、目標達成したからもう十分とはせず、市内に住む人のニーズに応える量と質こそが市の目標、という気概で取り組んでいってもらいたいです。


19日夜、門ゆうすけさんを知事にしよう、と開催された「府民大集合」。

乙訓の民主府政の会が出す大型バスに間に合うようにと、夕方大急ぎでアキを迎えに行き、車を保育所の近くに止めさせてもらって出発。
帰り、眠そうなハルを抱いて車まで歩くのは大変だろう、と藤本さんが一緒にバスを降りてくれました。
9時半過ぎだったか、さあ家へ帰ろう、と、リモコンキーのボタンを押しても、車は無言。
イヤな予感。
ドアを開けて、ライトのハンドルをさわると・・・やっぱり。
ライトをつけっぱなしで行ったみたいで、完全にバッテリーオーバー・・・。
藤本さんにJAFをよんでもらい、JAFを待つ間にハルとアキを先に家に送り届け。
エンジンがやっとかかったのが、11時30分頃。
夜の寒空に2時間さらされっぱなしは、やっぱり風邪ひきかけの体に追い打ちをかけますねぇ。
昨日から本格的な風邪になってしまいました。
とんだとばっちりを食らってしまった藤本さんには、たっぷりランチをごちそうする約束しました。
でも実は、藤本さんはじめ、夫や議員団など近しい人は、私のとばっちりを食らうのは、これに始まったことではなく、つくづく、人の支えなしでは人は(特に私は)生きていけない生き物だと、こういうことのたびに痛感する次第です。
23日から議会が始まります。
それに照準を合わせて、完全にオフ日にしたこの土日です。
関係者のみなさん、ご迷惑をかけ申し訳ありません!!!