ガチャピンズ

saikotakeyama2008-05-20

先週の土曜日、ひまわり共同保育所のフェスティバルの準備をしている最中、ハルは、ひまわりのご近所さんの育てているミカンの木にいっっっぱい這ってたアゲハの幼虫をいっっっぱいもらいました(推定10匹)。
全長3センチのガチャピンがわらわらと我が家にやって来たのです。
そして、私がおそれていたことがことがまもなく起こりました。
おそれていたのなら、先になんとかしとかんかい、という話ですが、虫かごの蓋がなくてラップをかけてただけにしてまして、ガチャピンは予想以上に力持ちで、日曜のフェスティバルから帰ってくると、靴やら玄関におきっぱなしの父ちゃんのかばんやらに、ピトッと這ってはったわけです。
こういうときは、だいたい私は「ひえ〜〜〜〜〜」と叫んで、足の指を縮こませて、後は、父ちゃん(このときは父ちゃんの弟)に爆弾処理班さながらに、虫をあるべきところに戻してもらいます。
一段落ついて、ひまわりの先生が「ハルの保育所に持って行って育てたら?」と言ってたのを思いだし、家族全員で「明日(月曜)持って行っていいか、担任の先生に聞こう」と決めました。
そんな出来事は抜きにしても、ガチャピンズは我が家の手には余りすぎました。
蓋は閉めとけば済みます。しかし、問題はガチャピンズのものすごい食欲です。「はらぺこあおむし」とはエリック・カールよく言うたもんで、虫かごに入る程度の量の葉っぱでは一日で食べ尽くされてしまうのです。
我が家には、ガチャピンズの主食の柑橘系の木はないし、毎日ひまわりから枝をもらって帰ってきても、なんか心なしか大きくなってる感じのするガチャピンズをこの先「まんぷくあおむし」にさせてあげるにはきりがありません。
ということで、1・2匹だけ、我が家に残して、あとは、ハルの通う保育所へ持って行っていいですか? と父ちゃんが月曜の朝担任の先生にきいたら、即OK♪
これで、ガチャピンズが「さなぎ→アゲハ」に無事育ちゆく希望が見えました。
しか〜し、やっぱり間の悪い我が家です。ハルの熱は遊びまくって疲れたからだけ、と誰もが思っていましたが、実は結膜炎を引き起こす風邪でした。
昨日、保育所で食欲も元気もなかったらしく、目も赤くなってますね、と担任の先生から聞いて、そうか、ハルは調子が悪いのか、と気づきました。
元気でいてくれよ、という親の願いは、往々にして、父ちゃんも母ちゃんも平日は仕事だ、だからこの子は病気じゃないよ、という親の思いこみにすり替わってしまい、保育所の先生に言われてはじめて病気になってることを気づかされる、ってことがけっこうあります。
だから、朝、食欲がなくて「もうごはんいらん」とハルが訴えても「またまた〜」と流してしまうのです。いけない親です。
今朝もやっぱり目が赤くて、だらりんと寝転がっていまいち元気のないハル。実家が預かるよと言ってくれたので、「今日はお医者さん行って保育所休むか?」とハルに言いますと、「うん」と言うが早いか、いきなり元気になってはりました。
まあな、大人だってちょっとしんどいときに仕事休みたいなぁ、と思うんだし、子どもだって、「ちょっと今日ぐらい休ませてよ」ってこともあるわけですね。
しか〜し!お医者さんの診断はなんと言うても「結膜炎」。確実に保育所登園はNGです。もしかしたら今週いっぱい休まないといけないかも・・・。
ということで、ガチャピンズは、もうしばらく、我が家の玄関で、毎日お持ち帰りさせてもらうゆずの葉っぱをバリボリ食らって成長してもらうことになりそうです。